目的と手段

こんにちは!熊本市南区のリハビリ強化型デイサービスセンターあ・ふる~るです。

前回は運動をする際の原則についてお伝えしました。

今回は運動(リハビリ)をする際の重要な考え方についてお伝えしていきたいと思います。

リハビリにおいては各個人ごとに評価をしたうえで必ず目的(目標)を立てます。この目的のために運動などを手段として用いるのですが、いつのまにかこの運動をすることが目的となってしまうケースがあるように感じます。

例えばスポーツの場合、有名なスポーツ選手が行っているトレーニングは部活生などに比較的取り入れられるケースが多いように感じます。取り入れる目的は様々だと思いますが、「〇〇選手がやっているから」という理由で取り入れると、個人によって合う合わないといったことも考えずにトレーニングを行うことになります。これでは手段と目的が区別できていないことになります。「このプレーを改善したい(目的)から、このトレーニングを行う(手段)」という目的と手段の関係性が大事になります。「このトレーニングをしていれば〇〇選手みたいになれるのではないか」といったぼんやりとした考えで目的と手段が混同するようだと、いつのまにかそのトレーニングをすることに意識が向いてしまいトレーニング自体(手段)が目的になってしまうことがあります。

手段と目的の明確化はリハビリにおいては重要です。指導している運動(手段)が歩行や生活動作(目的)に結びついているか見極め、変化があればそれに対応した運動方法の変更や見直しを行う必要があります。

あ・ふる~るには理学療法士・作業療法士が在籍していますので、きちんと身体機能や動作の評価をしたうえで目標を立て運動療法の選択をしています。リハビリに興味のある方は、熊本市のデイサービスでも専門知識豊富な当センターにご相談ください!!