健康寿命を延ばすカギはたんぱく質にあり(1)
こんにちは!熊本市南区のリハビリ強化型デイサービスセンターあ・ふる~るです。
はじめに、シニア世代はどれくらいの量のたんぱく質を摂ればよいでしょうか。
同じようにたんぱく質をとっても、若い人とシニアでは筋肉を合成する速度が違います。若い人は、たんぱく質をとったらすぐに筋肉になってきます。若い人は1食につき体重1キロあたり0.24グラムのたんぱく質をとると、筋肉の合成速度が筋分解速度を上回ります。
ところが、高齢者は1食につき体重1キロあたり0.4グラムぐらいをとることで、ようやく筋合成速度が筋分解速度を上回ります。
つまり、たんぱく質をたくさんとらないと筋肉にならないわけです。シニアは1食につき、だいたい20グラム以上はとってほしいと思います。
そこで、たんぱく質の効率の良いとり方があります。推奨されているのは、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質が2対1、そして肉と魚が1対1です。動物性たんぱく質の割合が50%未満になると、平均寿命が短いというデータがあります。逆に多すぎると、動脈硬化性心疾患が増加してくるというデータもあります。日本人はだいたい50~60%ぐらいを摂っています。

ところで、1日に必要なたんぱく質量は、どれぐらいの食品にあたるのか。目安としては、卵1個、豆乳チーズ1個、肉100グラム、魚1切れ、豆腐が半丁、納豆1パック、豆乳200ミリリットル。これらを全部摂る必要があります。1食ではなかなか摂りにくいので、3食で分けて摂っていただければよいと思います。

あ・ふる~るには理学療法士・管理栄養士が在籍していますので、きちんと筋力の評価をしたうえでトレーニング手段の選択をしています。体力や筋力にお悩みの方は、熊本市のデイサービスでも、専門知識豊富な当センターにご相談ください!!


